9月30日〜10月23日の運勢
水星で占うと、
「日常の運」が見えてくる
占星術には、太陽、月、金星、火星、木星など、さまざまな天体が登場します。そのなかでも、私たちの「毎日の暮らし」ととりわけ密接に関わっているのが水星です。
占星術で水星が象徴するのは、思考、言葉、コミュニケーション、情報、学び、移動、交通、仕事上の実務や作業、そして物事を段取りよく進めていく力。
たとえば、誰かに連絡をする。メールを返す。打ち合わせをする。企画を考える。資料を作る。電車や車で移動する。予定を組む。必要な情報を集める。
こうした、私たちが毎日のように行っていることの多くに、水星は関わっています。
実際、水星が逆行すると「連絡の行き違いが起こりやすい」「予定が変更になりやすい」「交通機関が乱れやすい」などと言われるのも、水星がコミュニケーションや移動、情報、物事の進行を象徴する天体だからです。
つまり水星は、遠い未来を占うというよりも、今、私たちの身の回りで何が動きやすいのかを知るのに向いている星なのです。
そこで「星占い四季報」では、水星の動きに合わせて、これからの日々の運の流れを読む「水星占い」をお届けしていきます。
占いで一番よく見かけるのは、「今月の運勢」というように1ヶ月スパンの運勢です。これは、主に太陽の動きをもとに占われていることが多いのです。占星術では、太陽は日々の細かい出来事というよりも、どちらかというと1ヶ月間の大きな運勢の波や傾向を見るのにふさわしいといえます。一方、水星の動きを見る占いは、もう少し日常的で具体的なことを占うのに適しています。
たとえば、仕事の進み方、人とのコミュニケーション、情報の入り方、スケジュール、移動、交渉、勉強や知的活動など。
「今は何を進めるといい?」
「誰と話すと物事が動く?」
「どんな情報に注目すればいい?」
「仕事では何を優先すべき?」
そんな、日々のちょっとした判断や選択の積み重ねが、実は運気を左右していると、私は考えています。幸運は、あるとき突然、いいことがふって湧いてくるのではありません。毎日の過ごし方、行動や考え方、決断の方向性、気持ちの持ち方、目を留めるべき事柄、といった1つ1つのことの先に、幸運は待ち構えています。そうしたことを占うのには、水星という天体が最も適していると思います。
そういうわけで、ここでは、水星の動きに注目しながら、12星座別の占いを書いていくことにします。
水星を軸にした占いは、毎月の運勢というように1ヶ月ごとに区切る占いではありません。水星は不規則な動きをすることも多く、逆行も多くあります。なので、占いの期間はそのときによってまちまちです。
たとえば、今回は水星が蠍座に入ってくる9月30日から逆行を開始する10月23日までの占いになります。占いの期間は毎回違うことが多くなりますので注意してください。
9月30日、水星は蠍座へ2026年9月30日、水星は蠍座へと移動します。そして
蠍座は、物事の表面だけを見るのではなく、その奥にあるものを探ろうとする星座です。人の本音、隠れていた事情、まだ表に出ていない情報、ひとつのことを深く掘り下げていく力などを象徴します。
その蠍座のエリアを水星が進むこの時期は、広く浅く情報を集めるよりも、ひとつのことを深く考えることに運が宿りそうです。
「なぜ、こうなっているのだろう」
「この人は、本当は何を考えているのだろう」
「もっといい方法があるのでは?」
そんなふうに一歩踏み込んで考えてみることで、今まで見えていなかったことに気づく人もいるでしょう。
調査、分析、研究、交渉、話し合いにも向くときです。表面的な会話より、腹を割って話すことで関係が一段深まることもありそうです。
ただし、蠍座は集中力が高いぶん、ひとつの考えにのめり込みすぎる傾向もあります。「きっとこうに違いない」と思い込まず、ときには別の角度から情報を見ることも忘れないようにしましょう。
では、この蠍座を進む水星が、あなたの日常のどこを動かしていくのでしょうか。
ここからは12星座別に見ていきましょう。
<牡羊座>
一歩踏み込んだ話が、
停滞していたことを動かす
人との深い関わり、共有するお金、契約、資産、秘密など、普段はあまり表立って話さないことに意識が向かうときです。
この期間は、遠慮して曖昧にしていたことほど、きちんと言葉にしたほうが物事が前進します。共同で進めている仕事の条件、お金の分担、報酬、契約内容など、「そのうち話そう」と思っていたテーマがあるなら、今こそ話を切り出す好機です。
牡羊座は思い立ったらすぐ動ける半面、細かな条件を詰める前に先へ進みたくなるところがあります。今回はそこを少し抑えて、相手と認識を揃えてから次へ進むこと。それだけで、後々のトラブルをかなり防げそうです。
また、誰かの何気ないひと言に「本当は別の意味があるのでは」と感じたら、その勘は軽視しないこと。当たっている可能性が高いからです。ただし、想像だけで決めつけず、必ず相手に確かめるところまで行ってください。それが今回の水星の使い方です。
運を動かす一手
お金や契約、役割分担など、曖昧なまま進めていることを言葉にして確認する。
<牡牛座>
大事な相手とは、
「察する」より話す
仕事でもプライベートでも、一対一で向き合う相手とのやりとりが、この時期の運を左右します。 相手の考えを知る、条件を交渉する、今後の関係について話す。そうした「二人で答えを出す」ための会話がこの時期は増えていくでしょう。相手から「話し合いたい」という依頼が来たときは、決して逸らさないことが運を逃さないことにつながります。どんなに忙しくても、その時間を取るようにしましょう。 牡牛座は、一度「こうだ」と思うと、その考えをなかなか変えないところがあります。でも今は、相手の話を最後まで聞いてみることで、「そんなふうに考えていたのか」と認識が変わることもありそうです。 特に仕事では、自分の希望だけでなく、相手が何を重視しているのかを聞き出すこと。そこがわかると、交渉も契約もずっと進めやすくなるでしょう。 恋愛や親しい関係でも同じです。「言わなくてもわかるだろう」と期待するより、短くても言葉にしたほうが関係は安定します。
運を動かす一手
大切な相手に、自分の希望を伝えたうえで「あなたはどう思う?」と聞いてみる。
<双子座>
忙しいほど、
「頭のいい進め方」が
差になる
仕事の実務、スケジュール、段取り、職場での連絡など、水星の力を最も日常的に使う期間です。 仕事量そのものが増える人もいそうですが、大事なのは速さだけではありません。どの順番でやれば効率がいいのか、誰に何を任せるのか、どこで時間を区切るのか。考えて動くほど成果が上がるときです。 双子座は複数のことを同時にこなすのが得意ですが、今回はそれを行うと、集中力に欠けてしまい、細かな抜けが出やすくなるおそれがあります。優先順位をつけて、1つが終わったら次、というように1つ1つを集中して行うほうが早くでき、ミスも防げるでしょう。 また、「すぐ終わるから後でやろう」と思った小さな作業が積み上がると、意外に集中力を奪われます。その日のうちに終えること、後日に回すことをはっきり分けましょう。
運を動かす一手
朝いちばんに「今日絶対に終える3つ」を決め、それ以外は後回しにしてもいいと割り切る。
<蟹座>
心が動いたものを、
外へ出してみる
創作、恋愛、趣味、自己表現など、「自分が好きなもの」を人に伝えることに追い風が吹きます。 この時期は、完成度を気にしすぎるより、まず形にすること。企画を出す、作品を見せる、SNSで発信する、好きなことについて話す。そうした小さな発信が、思わぬ反応を呼ぶ可能性があります。 蟹座は、相手の反応を敏感に感じ取るぶん、「どう思われるだろう」と考えすぎて動けなくなることがあります。でも今回は、誰か一人の反応ですべてを判断しないこと。たとえば身近な友人や同僚が「うまくいかないと思う」と言ったとしても、それで自分の案を引っ込めてしまうのではなく、他の人にも聞いてみましょう。あなたが面白いと思ったものを、多くの人の目に触れるようにすることや、世に出してみることに意味があります。 恋愛でも、相手の態度を読みすぎるより、自分から積極的に話題を振ってみるほうが展開が早そうです。
運を動かす一手
頭の中だけにあるアイデアを、文章・写真・企画・会話など何らかの形で外に出す。
<獅子座>
家のことを決めると、
外の仕事まで整う
家、家族、住環境、そして自分が安心して戻れる場所について考えることが幸運につながっていくときです。 家族と相談したいことがあるなら、今は話を具体化する好機。引っ越し、家具、家事分担、家族の予定など、生活の土台に関わることを決めていくと、思っていた以上に気持ちもすっきりするでしょう。 獅子座は外では堂々と振る舞えても、身近な相手には「これくらいわかってくれるだろう」と説明を省いてしまうことがあります。今はそれが小さな食い違いにつながりやすいので、家族ほど言葉を丁寧に。 また、落ち着いて考えたい仕事があるなら、職場や自宅の環境を整えるのも効果的です。この時期は、職場のデスク周りや自宅など生活の場所が散らかっていると、心が散漫になって集中しづらい模様。集中力が落ちていると感じたら、まず生活空間から整えてみてください。
運を動かす一手
家族や同居人と、「今後こうしよう」というルールや予定を決める。
<乙女座>
情報は多い。
だからこそ「何を信じるか」
が重要
連絡、情報、学び、移動、人との会話が活発になる時期です。 さまざまな人から話が入り、新しい情報に触れる機会も増えそうです。知りたいことがあるなら、人に尋ねたり、自分で調べたりするほど答えに近づけます。たとえば、転職について調べたら、いい条件の仕事がすぐに見つかったり、人に相談したらその人が専門家を紹介してくれたり。気になったことをそのままにしないことが開運を引き寄せます。 また、乙女座は細かいところまで気づくぶん、一つの情報に引っかかると、そこばかり気になってしまうことがあります。細部にこだわりすぎて全体を見失わないことも大切です。 さらに今期は物事の進捗が思ったより早いので、「もっと完璧に調べてから」と待っているうちに、行動するタイミングを逃すことも。十分な情報が集まったら、決断は先延ばしにしないほうがいいでしょう。 対人関係では、自分と価値観やノリが合う人との交流が楽しめるときです。行動の添付や興味を感じることが違う相手とだと、イラッとさせられたり、不愉快な気持ちになったりしやすいので気をつけましょう。
運を動かす一手
気になることを一つ選び、3つの異なる情報源から調べたら、そこで一度結論を出す。
<天秤座>
「自分の価値」に
値段をつける
収入、お金、所有物、そして自分が持っている才能について考える時期です。 どうすれば自分の価値をもっと生かせるかを、この時期に考えておくと開運へとつながります。 仕事で報酬の話をする、副業について調べる、サービスの価格を決める、自分のスキルを誰かに提案する。こうした「価値を言葉や数字にすること」も大切です。 天秤座は相手とのバランスを考えるあまり、自分の希望額を低く言ってしまったり、条件を譲りすぎたりすることがあります。今はまず「自分にとって妥当な条件は何か」を決めてから交渉すること。 買い物でも、見た目や雰囲気だけで決めず、「長く使えるか」「本当に必要か」を一度考えると、満足できるショッピングができそうです。
運を動かす一手
自分の時間やスキルに「いくらの価値があるか」を、遠慮せず数字にしてみる。
<蠍座>
言葉に力が宿るとき。
だからこそ、使い方を選ぶ
考え、言葉、発信力が強まり、自分から動くほど周囲に影響を与えられる期間です。 企画を提案する、交渉する、発言する、何かを始める。そうした場面では、あなたの言葉がいつも以上に相手の印象に残りそうです。 気をつけたいのは、今期はとくに物事の裏側まで考えてしまうこと。相手のひと言から「何か別の意図があるのでは」と考え始めると、必要以上に疑ってしまうこともありそう。でも、それは考えすぎです。 今は、人の本音を読む力を「疑うため」ではなく、「理解するため」に使いましょう。その違いが、人間関係の運を大きく左右します。 また、言葉に説得力があるときだからこそ、強く言いすぎないことも重要です。正しいことを言うより、相手に届く言い方を選ぶほうが物事は動きます。とくに家族やパートナーなど親しい人には、相手を正論で責めたり説き伏せたりもしがちですが、どんな場合でも相手の逃げ場をつくっておいてあげることが、関係を壊さないポイントになるでしょう。
運を動かす一手
何かを伝える前に、「正しいか」だけでなく「この言い方なら相手に届くか」を一度考える。
<射手座>
動く前に考える時間が、
むしろ近道になる
表立って行動するより、舞台裏で計画を練ったり、情報を集めたりすることに適したときです。 射手座は思いついたらまず動いてみるタイプですが、この期間は始める前に少し考えたほうがうまくいくでしょう。 人にまだ話していない計画を整理する、企画の下調べをする、文章の構成を考える。そうした準備期間としてこの期間を使うと、その後の動きが格段にスムーズになります。 また、直感が働きやすいときでもあります。「何となく気になる」「こちらを選んだほうがよさそう」という感覚があったら、その直感は重要視しましょう。それが功を奏することも多いはずです。 さらに、この期間は何事も楽観視は禁物。「まあ、何とかなる」と放置したり、確認やチェックを怠ったりすると、あとで痛い目を見るかもしれません。
運を動かす一手
近いうちに始めたいことについて、行動する前に考える時間をつくる。
<山羊座>
必要な情報は、
「人」を通してやってくる
仲間、チーム、人脈、未来の計画などが活発になるときです。 この期間は、自分だけで答えを探すより、人に聞いたほうが話が早く進みます。 「この分野なら誰が詳しい?」「こういう人を知らない?」と周囲に尋ねてみてください。一人の紹介から、さらに次の人へつながることもありそうです。 山羊座は何でも自分で調べ、確実な答えを出そうとしがちですが、今回はまだアイデアの段階でも、人にどんどん話すことで具体性が増していきます。 チームで動く仕事では、自分だけが情報を握らないこと。共有することで、むしろ信頼が高まるでしょう。 また、今期は3人以上のグループでの集まりに幸運の芽が潜んでいそう。同僚たちとのランチ、友人たちとの飲み会など、グループで集まる場があったら、ぜひ参加して。あなたが中心となって、そういう場を設けるのも価値があります。
運を動かす一手
これから実現したいことを信頼できる人に話して、「誰か詳しい人を知らない?」と聞いてみる。
<水瓶座>
仕事では、
「考えていること」を
見える形にする
仕事、キャリア、社会的な立場に関する発言力が高まります。 この時期は、黙って良い仕事をするだけでは少しもったいないかもしれません。何を考え、どうしたいのか、自分なりの意見を周囲に伝えることが重要です。 会議、面談、プレゼンなどでは、独自の視点が評価されやすいでしょう。 ただ、水瓶座は頭の中で結論まで一気に考えてから表に出すので、周囲が「なぜそうなるの?」とついてこられないことがあります。今回は、結論だけでなく、その途中の理由も説明すること。そうすれば、あなたのアイデアに賛同する人が増えるはずです。 また、仕事について迷っているなら、「何が嫌なのか」を整理してみましょう。嫌だと思うその原因を突き詰めてみると、進む方向が見えてきそうです。
運を動かす一手
仕事で提案したいことを、「結論→理由→具体策」の順番で3行にまとめてみる。
<魚座>
知らない世界に触れるほど、
考え方が広がる
専門知識、学び、海外、旅行、出版、発信など、日常の外側にあるものに意識が向かうときです。 今まで何となく興味を持っていたことを、本格的に勉強してみるのにいい時期です。専門家の話を聞く、講座に申し込む、海外の記事を読むなど、「自分の知らない世界」に一歩踏み出すことで刺激を受けるでしょう。 魚座は感覚で物事を理解するのが得意ですが、今回はそこに知識を加えることで、ぐっと説得力が増します。「なんとなくそう思う」を、「なぜそう言えるのか」まで掘り下げてみてください。 また、夢が大きく膨らみやすいときでもあります。素晴らしいアイデアが浮かんだら、そこで満足せず、「最初の一歩は何か」まで具体化することが大切です。今期の間に、その一歩を踏み出せたら、その夢はグンと実現に近づくでしょう。
運を動かす一手
興味のあるテーマについて、入門情報で終わらせず、一冊だけ専門書を読むか専門家の話を聞いてみる。

