グローリアス星子
Hoshiko GLORIOUS
第一回
月の力で、
エネルギーを引き出してみよう。
神秘的な光を宿す「月」には、
古くからさまざまな力があると言われてきました。
月にまつわる神話は古今東西、数多く見られます。
月が海の潮の満ち引きに関係していることも、
遠い昔から知られています。
月はおよそ29.5日の周期で満ち欠けをくりかえしています。
新月からどんどん膨らんでまんまるの満月になり、
満月になると今度は少しずつ欠けて新月に戻る。
絶え間なく形を変え続ける月は、
私たちの肉体やエネルギー、
気分や感情、生体リズムに影響を与えています。その月のサイクルの始まりが「新月」。
明るい光を放つ満月に比べると地味な存在ですが、
実はこの新月のパワーこそが、
私たちの潜在能力やエネルギーを引き出す
重要な鍵となっているのです。
新月は、月が太陽に最も接近しているパワフルなとき
新月というのは、地球から見た時に「月と太陽が同じ方向で重なっている」天体現象。
「地球、月、太陽」の順に直線上に並び、地球と太陽の間に月がすっぽりと収まっている状態です。
このとき、太陽の光は地球から見たとき、月の裏側、つまり背面を照らしています。
そのため地球側の月面には光が当たらず、地球からは月は見えません。それが新月の状態です。
新月とは、3つの天体が、「地球・月・太陽」の順番で直線上に並んでいる状態。
つまり、「月と太陽が最も接近しているとき」、それが新月です。
新月は地球からは見えませんが、太陽のパワフルな光を最も近い距離でさんさんと浴びています。
一方、満月は、3つの天体が「月・地球・太陽」の順で直線上に並んだ状態。
月と太陽は、間に地球が入るため、最も離れた位置になります。
このとき月は太陽から遠く離れていますが、
太陽の光を真っ向から受けた月面が地球からはよく見えます。
そのため満月は夜空に明るく輝いているわけです。
魔性の力を秘める新月の暗闇
満月はパワーがあるとよく言われますが、新月も負けてはいません。
姿形こそ見えませんが、新月は太陽に最も近い分、
太陽のエネルギーを存分に受けています。
新月に力強いパワーが込められているのです。
新月は「私たちの潜在能力やエネルギーを引き出す重要な鍵」となっているのです。
新月のパワーはとても強いだけに、良くも悪くも地球に影響を及ぼします。
古くから新月のころはあらゆる作物が、すくすくとよく育つと言われています。
また、新月に伐採された木は朽ちたりせず、良い香りや気を放つとも言い伝えられてきました。
さらに、新月の日からスタートしたことはスムーズに進行し、大きな成果を生むとされ、
新しいことを始めるには絶好のタイミングとされています。
人々は、古くから新月に宿るパワーを生活の知恵として、日常に取り入れていました。
一方で、新月はダークサイドにも影響を与えています。
新月のときは月明かりがありません。
街灯があれば夜道も歩けますが、昔は月明かりがないと地上は真っ暗闇。
その暗がりをうまく利用した人たちもいました。
新月の日には隠密や刺客が暗躍したり、極秘裏の会合が開かれたり。
泥棒も闇に紛れることができる新月の日を狙って盗みを働いたそうです。
人知れず愛し合う者たちが逢瀬を重ねるのも、顔を隠すことができる新月の日を選んだとか。
新月の夜には、いろんな物事や人物が密かに動いていたことがわかります。
月と占星術を掛け合わせて
占ってみましょう
月と占星術の関係をみていきましょう。月は約29.5日のサイクルで満ち欠けを繰り返しています。
つまり、ほぼ毎月1回は新月と満月がやってくるわけです。
29.5日という微妙なサイクルのために、
少しずつズレ込んで1カ月に新月もしくは満月が2回あるときもあります。
そして、月は牡羊座から魚座までの12の星座を順に巡っていきます。こちらも約29.5日で12星座をひと回りしますから、1年間でみると例外はあるものの、
各星座ごとに新月1回、満月1回は巡ってくることになります。
よく「獅子座の新月」「乙女座の満月」というような言い方をしますが、
これは「獅子座のエリアで新月が起こる」「乙女座のエリアで満月が起こる」ことを意味します。
例えば、2022年4月1日の新月には、従来の新月以上に強いパワーが秘められていました。
この日の新月は、12星座の筆頭を走る牡羊座のエリアで起こりました。
しかも、日本だとちょうど新学期や新年度を迎える4月1日。月のサイクルの1番目である「新月」が、12星座の「1番目の星座・牡羊座」で、
ちょうど「4月1日」の日に起こるのです。「1」がトリプルに重なった日ですから、
それだけ威力も強いということです。こんな好条件が重なる新月は滅多にありません。
この日のような新月は、物事が目標に向かってまっすぐ進んでいくパワーを授けます。
特に牡羊座で迎える新月には、他を抜いて1番になるような勢いがあり、
勝負事や競争には強く、成功する可能性を与えてくれます。また、この日からスタートしたことは、月が満ちていくように順調に発展していくでしょう。
最短で目標を達成できそうですから、願い事が叶うのも早いと言われています。
これほど強力な新月の日を見過ごす手はありません。新しい趣味や勉強の開始、新規プロジェクトの立ち上げ、
新装開店や開業、物事の決断や決定などは、すべてこの日に行うとスムーズに運ぶでしょう。
新しい靴や服を初めておろす、新しいノートを使い始めるなど、
身の周りに新品のものを置くことも、新月のパワーを受け取る秘訣です。
ぜひ、みなさんも新しいことを始めたりして、新月のパワーを有効に活用してください。
地球が宇宙の中心だと信じられていた頃
以前、人々は月の周期をもとに作られた太陰暦を使っていました。
これは新月始まりのカレンダーで、
月の形によってすべきことやしてはいけないことなどが決められていたようです。
結婚や旅行、転居、農作物を刈り取る日といった重要な日取りも、
月の暦で決めていたといいます。
月が見えないパワーによって万物に影響を与えているとしたら、
月のカレンダーは私たちの心や身体、生活のサイクルに、合致した暦だと思いませんか。月のサイクルと、月が何座に巡っているのかを掛け合わせた「占星術ルナカレンダー」。
どの星座の人にも当てはまります。このカレンダーを参考にして、月のサイクルを意識して過ごしてみましょう。
自然と体のリズムが整い、気持ちや感情のコントロールもうまくできるようになります。
見えてくるものや気づくことも変わってきて、今までと違う自分を発見できるかもしれません。

